年齢90代
性別女性
介護度
傷病名

これまでの経緯

転倒後の腰痛をきっかけに寝たきり生活になっておられた90代女性の利用者さま。

腰痛が軽減した後もベッド上の生活が続き、動作能力の低下が進んでいるケースでした。

支援の内容

週2回のリハビリ介入を行い、少しずつ介助があれば起き上がり・座位が可能に。

やがて支え無しでも座ることができるようになり、座っていられる時間も徐々に延びていきました。

座位が安定してきた段階でケアマネージャーさんと相談し、デイサービスの利用をご提案。

一度利用はされたものの、周囲との会話が少ないことを理由に利用を終了されました。

外出の機会がなくなったタイミングで、近所で定期的に開催されている「歌声サロン」をケアマネさんが紹介してくださり、歌や音楽が好きな利用者さまは参加をとても楽しみにされました。

しかし課題となったのは、家族さまによる車いすへの移乗介助でした。

そこで福祉用具専門員とも連携し、

  • 本人の体格に合い、自宅内でも操作しやすい車いすの選定
  • 家族の身体的負担を減らすためのトランスファーボード導入

を提案し、実際に導入いただきました。

家族さまにはリハビリ訪問時間を利用して、移乗介助方法を何度か練習していただき、実践形式で習得していただきました。

その後

こうした準備と練習の積み重ねにより、地域のサロンへ定期的に外出することが可能になりました。

現在では毎月の歌声サロンを楽しみにされており、リハビリ内にも歌唱の時間を取り入れ、サロンの開催日まで一緒に練習するほど意欲的です。

まとめ

寝たきり状態から座位の安定、外出機会の再獲得まで至った背景には、

  • 利用者さまの意欲
  • 家族さまの協力
  • ケアマネージャーさん、福祉用具専門員との連携

というチームでの支援が大きな力となりました。

リハビリを通じて「できること」を増やし、地域とのつながりを取り戻された利用者さまの姿は、私たちにとっても大きな励みとなっています。